インタビュー
一人一人に目が届く 小人数ならではの きめ細かい指導
INTERVIEW
一人一人に目が届く
小人数ならではの
きめ細かい指導
高知県出身
学校のすぐ近くに「四万十川」があり、そこで実際に川の水質調査を行う授業があります。調査方法のひとつに「水生昆虫によるスコア値」があり、水がキレイでないと生息できない昆虫ほどスコア値が高くなります。四万十川にはスコア値の高いレアな「カゲロウ」なども多く生息しており、自然豊かな環境で地域の方々と関わりながら充実した高校生活を送れます。
1つ年上の兄が先に入学していて、雰囲気も良く、先生も優しくてとても楽しいという話をよく聞いていたので、興味を持ちました。一度、学校見学に訪れた際、学校案内をしてくれた先輩方がとても優しく接してくれて、ここなら大丈夫かもしれないと思い、入学を決めました。自宅からは遠く、寮に入ることになりましたが、兄も在校生だったこともあり、特に反対されることなく、背中を押してくれました。
少人数ならではのクラスだけでなく全校の生徒とすぐに仲良くなれるところです。また、授業の進行スピードが一人ひとりの学力に合わせて進む点も魅力的です。私は中学時代に不登校だったため学力に不安がありましたが、数学などは習熟度によってクラス分けされており、基礎からしっかりと教えてもらえるので、つまずいたままではなく、理解を深めながら進めることができています。
カヌー部に入部しトレーニングを重ねたことで、とても体力がつきました。精神面では、中村高等学校西土佐分校に来てから内向的だった性格が少し明るくなったと感じています。カヌー部の合宿で他校の生徒と交流する中で、上手な人にコツを聞きたいと思うようになり、自分から話しかける機会が増えました。それをきっかけに、少しずつ積極的にコミュニケーションが取れるようになり、今では授業中でも自ら進んで発言ができるようになりました。
寮生活では、食堂のテレビでアニメを見たり、先輩と一緒にカードゲームをしたりしています。夏場は近くの川にみんなで遊びに行くこともあります。私自身、部活動や学校行事を通してたくさんの人と関わる中で、少しずつ自分に自信がついてきました。県内でも珍しい「カヌー部」に入部しました。練習は大変ですが、高校から始めた人でもインターハイに出場できる可能性があります。勉強でも部活動でも努力をすれば結果がついてくると思います。
中村高等学校西土佐分校は、学校に通えていなかった人でも、一人ひとりに合わせた学びができるので、安心して勉強に取り組めます。また、多くの人がいる場所が苦手な人でも過ごしやすい環境です。
年に一度、地域の人たちと一緒に鮎の投げ縄漁を体験したり、目黒川で手長エビを捕まえたり、収穫した野菜を使ってBBQをする「収穫祭」という行事もあり、地域の方との交流もありますので、ぜひお越しください。
影嶋 まどか 先生
担当教科:保健体育
担当部活動:カヌー部